値引き率より先に、損益分岐価格を確認する。
仕入原価、送料、楽天手数料、ポイント原資、月額固定費をすべて含めた損益分岐価格より安くすると赤字です。通常価格3,980円、損益分岐価格2,022円の商品なら、値引き上限の目安は約49.2%。50%OFFでは概算赤字になります。

50%OFFで利益が50%減るわけではない

楽天スーパーSALEでは割引商品が目立ちますが、値引きで減るのは売上です。仕入原価、送料・物流費、月額出店料の1個あたり按分は、販売価格を下げても基本的に同じです。一方、システム利用料や楽天ペイ、ポイント原資などは販売価格に連動して下がります。

セール純利益 = セール価格
− 仕入原価 − 送料・物流費
− 楽天の変動手数料
− ポイント・アフィリエイト費用
− 月額固定費の1個あたり按分
− セール固有の広告費・クーポン費

つまり、値引き率だけを見ても採算は判断できません。値引き後の販売価格を使って、手数料を引き直す必要があります。

3,980円の商品を10〜50%OFFで比較する

税込通常価格3,980円、仕入原価1,200円、送料・物流費506円、がんばれ!プラン、月商100万〜200万円、月間販売個数500個で試算します。ポイント1倍、モバイル比率などは楽天公式シミュレーションの想定値を使っています。

値引き販売価格概算純利益利益率
通常価格3,980円1,705円42.8%
10%OFF3,582円1,358円37.9%
20%OFF3,184円1,012円31.8%
30%OFF2,786円666円23.9%
50%OFF1,990円-28円-1.4%

30%OFFでは1個あたり666円残りますが、50%OFFでは28円の赤字です。ここに広告費や追加ポイント、クーポン発行費が加われば、赤字になる値引き率はさらに低くなります。

値引き上限率の求め方

値引き上限率 = 1 − 損益分岐価格 ÷ 通常価格
1 − 2,022 ÷ 3,980 = 約49.2%

この49.2%は「利益0円になる境界」です。実務ではここまで値引きせず、目標利益率を残します。たとえば利益率20%を確保したい場合は、損益分岐価格ではなく「目標利益率を満たす必要価格」を下限にします。

値引き前後で販売個数が増えるなら、月額出店料の1個あたり按分は小さくなります。ただし、販売個数の予測が外れる可能性があるため、保守的・標準・強気の3ケースを作ると安全です。

セール価格を入れて、赤字か1秒で確認。

通常価格と値引き後価格をそれぞれ計算し、純利益と損益分岐価格を比較できます。

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セール公開前の確認リスト

  1. 値引き後の税込販売価格を確定する。
  2. 仕入原価、送料・物流費、月額固定費按分を入れる。
  3. ポイント倍率と商品ジャンルをセール条件に合わせる。
  4. 広告費、クーポン負担、追加販促費を別途加える。
  5. 想定販売数が少ないケースでも黒字か確認する。
  6. 損益分岐価格より十分高いセール価格にする。

楽天スーパーSALEの開催内容や参加条件は変更されることがあります。最新情報は楽天市場の公式スーパーSALEページと、店舗向けRMSの案内で確認してください。手数料条件は楽天市場の料金詳細を参照します。

楽天スーパーSALEの利益計算FAQ

楽天スーパーSALEで50%OFFにすると、利益も半分になりますか?

半分とは限りません。販売価格は半分になりますが、仕入原価、送料、月額出店料の按分は変わらないため、利益は半分以上減ることがあります。変動手数料だけは販売価格に連動して下がります。

値引きできる上限はどう計算しますか?

通常価格に対する損益分岐価格の割合を求めます。値引き上限率の目安は「1−損益分岐価格÷通常価格」です。広告費や追加ポイントを使う場合は、その費用も加えて再計算します。

セール価格の利益計算に月額出店料は必要ですか?

必要です。月額出店料を月間販売個数で按分し、1個あたり固定費として入れます。セールで販売個数が大きく変わる場合は、通常時とセール時の両方で試算してください。

値引きしても利益が残る価格を確認する。

登録不要。楽天の手数料と月額固定費まで含めて計算します。

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